突入。(前回のつづきです。)
あらすじ
突如現れた大声さんはトイレに計1時間立ちこもり、便器から現れる無数の魔物達を相手にしていた。
しかしトイレを使いたい女性は
中の大声さんを急かしてくれと頼むのでリュートンは交渉を行うことにした。
そしてこの行為が第二幕へと我々をいざなったのであった。
※わけわからないと思った方は前回の記事を読んでください。謎が解けるので。
むしろこれだけ読むと誤解が量産されて大変なことになるので前回の記事は必読です。
お願いします。
③なにしてるんですか?〜第二幕〜
私リュートンは、女性の膀胱かお腹かわからんが排泄系の何かを守るため、絶賛魔物達と戦う大声さんに交渉を持ちかけて見た。
リュートン「トイレの方、大変長く利用されておりますので、一度出ていただくことは可能でしょうか?トイレを使用したいお客様がいらっしゃいますので。。いかがでしょうか?」
大声さん「いや!だから!あと少しなんですよ!あと少し!お願いしますよぉおおお!!(すいません的なテイストで言われた)」
女性「((ドン引き。))」
、、、説明したい。
僕はこの女性にこの大声さんの置かれている状況を説明したい、、!!
しかし本気で説明してしまうときっと僕もドン引きされる。
しかし、しかし、、!!
自分の情けなさ、不甲斐なさにやられている時だった。
ふとトイレの鍵に焦点があった。
、、、いや、あって「しまった」のだ。
トイレの鍵は、空いていた。
ここでリュートンの脳内で驚くべき計画が誕生した。
「開けてみようか(?)」
なぜだか全集中力が「トイレの扉を開ける」に向いていた。
正確には「向けた」だ。
これだけトイレを使っているんだ、きっと何か大変なことが起こっているに違いない!
あけたれ!
開けたったらええんやぁああああ!
その時僕の脳裏に一つの単語が湧き上がった。
「魔物」
この扉を開けると何か大変な事が起きそう。
得体の知れない魔物達がこの青色系コンビニを中心に大量発生して日本は、いや、この世界は滅んでしまうのではないだろうか。
しかし、この女性も困っている。
僕がどうにかしなくては!
そう思い、チラッと女性の顔を覗いてみた。
女性「まじで〇〇君は超イケメン!それな〜!ははは!」
超余裕そうでした。
まぁ、一応トイレに長期滞在されるの困るし開けてみようと扉に手をかけてみた。
ガシャry(((中からものすごい力で押し返される)))
大声さん「ちょ!ちょっとぉおお!なーにやってんの!人が入ってるんだから開けないでよ!ったくもお!終わるって言ってんでしょうがぁあああああ!!」
その時。
僕ははわずかに開いた扉からふと見えたのです。
中に坊主の男性がね、いたんですよ。
私は自分の海馬(記憶を司る脳の部位)に問いかけてみた。
リュートン「ねぇねぇ、大声さんが入ってきた時って髪型どんなだった?」
海馬「確か、マッシュヘアーみたいな感じでしたねぇー。」
リュートン「はははっ。うんうん。そうだね、そうだったワァ〜☆」
海馬「もうバッカなんだから〜☆」
僕の脳内でキャッキャウフフしている様子をみたなら気づいたはず。
そうなんです。
大声さんはこの1時間、テロ集団から日本を守っていたわけでもなければ便器から無数に現れる魔物達を退治していたわけでもない。
自分の頭から生える無数の魔物達(毛)を刈り取っていたのだ。
リュートン「ちょ、ちょっとぉおお!髪の毛!髪の毛切ってますよね!髪型かわってますよね!!?」
大声さん「もう襟足だけなんだよ!チクショー!終わるって!」
チクショーっておまえ!
襟足っておまえ!おま、おまぁあああ!
その後、必殺の呪文「けいさつ に いいますよ」を唱えることに成功し、大声さんは襟足を残してお帰りになられました。
女性は襟足を残した大声さんを見て、小さく悲鳴をあげて小走りでお店を出られました。
コンビニ店員リュートンは社会では全く役には立たないけれども、何か大事なものを手に入れた気がしました。
皆さんも急な坊主願望が出てもコンビニで散髪をしないよう、お願いいたします。
長々と書きましたが、なんでやねんシリーズは一旦ここで締めさせていただきます
次回からは「夜勤時、僕が考える強盗対策集」をお届けいたします!
ありがとうございました!
※次回は2/7 20:00に投稿いたします
よろしくお願いいたします